加齢とともに気になるたるみ毛穴
加齢とともに毛穴が気になっている美容研究家のKです。
毛穴のお悩みは尽きないもので、特に年齢を重ねると毛穴のたるみが気になります。お顔自体のたるみが気になる方の多くが毛穴のたるみに悩まされています。
私たち人間のパーツの中で顔は最も毛穴が集中している部分で、なんと約20万個もの毛穴があると言われています。その為毛穴が開いたり黒ずんだりすることによって全体の印象も老けて見えやすくなってしまいます。
毛穴のトラブルはさまざまですが、今回はたるみ毛穴を改善する自宅でのケア方法についてお伝えします。
表情筋トレーニング

私たち人間には30~60種類もの表情筋があると言われています。しかし日本人はそのうちのわずか20%ほどしか使っていないそうです。特にデスクワークでパソコンの作業が中心の方は無表情で打ち込んでいる為、更に表情筋を使うことができていないのです。
たるみ毛穴を改善するにはスキンケアももちろん大事ですが、実は表情筋を鍛えることが最も重要と言われています。
たるみ毛穴をマッサージで改善しようとすると、摩擦でお肌の表面を傷付け負担になってしまったり、お肌の奥の真皮を伸ばしてしまうことで、たるませてしまう可能性があるのでマッサージではなく表情筋トレーニングをしましょう。
口角トレーニング
- 口を閉じたままの状態で左右の口角をしっかりと上げて笑顔を作ります。
- 右目を閉じて、右の口角と右の目尻がくっつくようなイメージで出来る限り近付けます。
- もう限界というところまで来たら、10秒間キープしゆっくりと元の位置に戻します。
- 左側も同様に行います。
左右それぞれ3回繰り返しましょう。口角を使ってトレーニングを行うことによって頬の筋肉が鍛えられ、たるみの予防になり笑顔の練習にもなります。鏡を見ながら行うのがポイントです。
ペットボトルトレーニング
- 500mlのペットボトル(350mlでも可)を用意します。
- 水を入れます。(口で咥えることが可能な重さにします。)
- 下を向き、歯は一切使わずに唇だけを使ってペットボトルの蓋の部分を咥えて持ち上げます。
- 持ち上げた状態で15秒間キープします。
- テーブルに戻したら、再度持ち上げます。3回行いましょう。
まずは空の状態でやってみるのも良いでしょう。慣れてくると表情筋が鍛えられ、水の量を増やしいくことができますので徐々に重くしていきましょう。1分程でできるので毎日行いましょう。
舌を使ったトレーニング

- 両手をクロスし、鎖骨の上に添えます。
- 顎を天井に向けるように出来る限り上を向きます。
- 舌を下に向かって出来る限り突き出します。
- そのまま5秒キープし、ゆっくり舌を戻し正面を向きます。
これを5回繰り返します。鎖骨に手を置くのはデコルテが引っ張られていることを確認するためです。最初は筋肉痛になるくらいきついという方もいらっしゃいますが、慣れてきたら舌を突き出すだけでなく左右に大きく動かすのも効果的です。
表情筋を意識的に動かすことは毛細血管を程よく刺激し、血行不良を改善し新陳代謝を上げることに繋がります。筋肉は使わなければ使わないほど衰え、顔のたるみや毛穴のたるみに繋がってしまいます。トレーニングごとにどこの筋肉が使われているのかを意識すると、たるみ毛穴の予防や改善だけでなく小顔トレーニングとしても有効ですので試してみてください。
セラミドで保湿
たるみ毛穴の大きな原因はお肌の乾燥です。お肌の水分が失われるとキメが荒れ、毛穴のトラブルが目立つようになります。保湿と言えば化粧水や乳液行うことですが、たるみ毛穴の改善にはそれだけでは不十分です。
化粧水や乳液などに付けたお肌の表面の油分は皮脂の役割を果たしますが、実は皮脂の水分保持力はわずか2%と言われています。いくら表面を保湿して蓋をしても水分は保持されないのです。
お肌の保湿の80%は細胞間脂肪が担っており、誤ったクレンジングや洗顔で流出させないケアが大切です。しかし簡単にメイクを落とす事ができるというものは洗浄力が強いものが多いので多くの方が細胞間脂肪が不足しています。
この細胞間脂肪の主成分がセラミドというもので加齢によっても生成される数が減少します。たるみ毛穴のケアにはセラミドを補うのが1番です。
セラミドには種類があり、人間の細胞間脂肪に含まれるセラミドに含まれている成分に近いのは、成分表示ではビオセラミドやセレブロシドと表示されている天然セラミドや、セラミド1というようにセラミドの後に数字が付いているヒト型セラミドです。
セラミド入りのアイテムでケアすることによって乾燥によるたるみ毛穴を改善することができます。
紫外線対策を徹底する

たるみ毛穴を引き起こす大きな原因は紫外線によるダメージです。紫外線はシミやシワなどのさまざまなお肌トラブルを引き起こす原因でもありますので、紫外線対策は毛穴美人には欠かせません。
紫外線のUVA波は真皮層にまで到達し、お肌のハリや弾力を維持するために必要なコラーゲンやエラスチンを劣化させます。そして紫外線を浴びることによって発生し、細胞を酸化させる活性酸素は、コラーゲンやエラスチンを生成する繊維芽細胞にまでダメージを与えます。
活性酸素によるダメージを防ぐ抗酸化力が低下するので、抗酸化作用のあるビタミンA・C・Eやポリフェノール、カテキンなどの栄養素を摂取するようにしましょう。
外出する際には日傘や帽子で対策し、日頃からUVケアクリームなどを塗って対策することがたるみ毛穴ケアに繋がるのです。
STOP!!老け毛穴

皮膚はたるんでいると下に引き伸ばされ状態になってしまいます。皮膚が伸びているということは同時に毛穴も引き伸ばされているということになります。本来丸いはずの毛穴が縦に長くなっていたり涙型になっていませんか?毛穴がたるみ広がっている状態では皮脂やメイクの残り、ホコリなどが詰まりやすくスキンケアの効果も薄れてしまいます。
キメが荒くなり、毛穴がたるんだ状態では老けた印象を与えやすく、顔全体のイメージも暗くなります。
この機会にたるみ毛穴のケアを重点的に行いたるみ知らずの毛穴を目指しましょう。今まで表情筋と毛穴の関係を知らなかった方も、紫外線対策をしていなかった方も遅すぎることはありません。是非今日からたるみ毛穴ケアを行ってみてください。
美容研究家のKでした。